液体パパ

3人子育て中の個人タクシードライバーがわりと変な記事を公開します。



シナモンアップルパイ味のうまい棒は普通じゃ無かった

東京都の府中市にある大東京綜合卸売センターに子供連れて行ってまいりましてですね。

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なんせ大東京ですよ大東京。
大東京なんて言葉、長渕剛以外で聞いたこと無い。
死にたいくらい憧れた市場がここにあるって事で。

「せいっ!」

まま、色んなものが安く売ってるんだけど、中にはお菓子の問屋も入ってて、普段はバラ売りのお菓子も箱単位で売ってるもんだから子供らはテンションあがりますよね。


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で、そんなお菓子の問屋でこんな物が目に留まりまして。

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うまい棒の東京限定シナモンアップルパイ味。

うまい棒に東京限定味があったの?
何でシナモンアップルパイ味?
分からない事だらけ。
大東京にも程がある。

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いや買っちゃうよそれは。
それは買う。

パッケージの女の子のキャラクターはうまみちゃんって言うらしく、うまい棒の公式キャラなんだって。

うまみって言われると何となく嫌な感じあるの僕だけですかね。
グルタミン酸の感じが先行しちゃって。
なんか出汁っぽい。
いやその出汁っぽさがむしろアリなのかもしれないけど。

調べてみたらシナモンアップルパイ味は比較的新しい味のようで、あまり出回っていないそこそこレアなうまい棒みたい。

でね、このうまい棒本当に買ってよかったなーって思って。
30本はいらねーんだけども、でも買って食べないと分からない事もあってね。

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これ、見た目普通のうまい棒じゃないの分かります?
観察力を測るクイズ番組でありそうな感じ。

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真ん中に穴が空いていないんですよ。
どういう事?

いや知らないけどさ、うまい棒って製造過程でどうしても穴出来ちゃうもんなんじゃないの?
マシーン的に。

もしくはイカれ工場長が最後にスナイパーライフルでど真ん中ぶち抜いて完成させているんじゃねーかなって思ってた。

穴無しって可能なんだ?
イカれ工場長とうとう捕まった?

味はまぁ普通に、思いのほか酸味もあって美味しい。
美味しいんだけど3本くらいあればいいかな。
30本はちょっと、違うかな。

イオンデモクラシー

イオンモールのフードコートは食べ物の選択肢がお化け。
最新のスマブラのキャラ選択くらいある。
カービィ食ってる横でガノンドロフとか食ってる。

子連れにとってこんな欲望の権化みたいな空間はないわけ。
主に親にとって。

いつもは子供を適当に騙して、「ラーメン屋はほら!お子様セットに玩具とお菓子ついてるよ!」とか言いながら自分が食べたいものに誘導しているんだけど、勝率は決して高くない。
どんだけプレゼンかましても二言目には回転寿司とか言うから。

フードコートはその必要がない。
封建制度から解き放たれし空間、イオンデモクラシー。

まず水を用意してさ、子供ら3人を席で待機させて、僕はお店のブースに食べ物を取りに行くわけですよ。

で、お盆にケンタッキーフライドチキン乗っけて意気揚々と戻ったらさ、遠目に知らないオジサンがうちが陣取った席を拭いているわけ。

珍しっ!
知らないオジサンが席を拭いているのって珍しっ!

なにゆえ!?つって急いで戻りますよね。ケンタッキーバウンドさせながら。

したら長男から三男が水を溢したって教えられて。
隣の家族のお父さんが拭いてくれてたって話で。

うちの子らは人見知りの能力者達だから、まぁ自分らが水を溢したとはいえ知らないオジサンがテーブル拭いていると硬直しちゃうわけですよね。
半泣きで。

激烈にお礼と感謝を繰り返したんだけど、あっちもあっちで子供3人連れで。
いやー申し訳ないやら有り難いやらで。

いやまぁ隣の席だからさ、その後もこっちがバウンドケンタッキー食ってる所とか丸見えなわけだけども。

あっちは上の子二人女の子で、一番下が男の子だったんだけど、そりゃあまぁこっちチラ見してきますよ。
特に男の子が。
リンガーハットのちゃんぽん食いながら。

やんわり接点が出来てしまったのだから無理もない。
申し訳ない。

こっちもこっちで人見知りの能力をいかんなく発動しているから、微妙にチラ見しますよ。
ケンタッキー食いながら。
数回地から離れた、宙を味わったケンタッキーを食いながら。

ちゃんぽんチラ見とケンタッキーチラ見。
いやーこれぞ解き放たれし空間、フードコート。

M−1の審査員ってこんな気分

ハートの葉っぱ見つけたって。
ハートの葉っぱ見つけたって次男がしきりに言う。

それはもう見まごうこと無きハートで、このハートを前にしたら世に出回るハートは尻尾を巻いて逃げ出すぜくらいの圧で。

どれどれと見てみたんだけど。

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厳しい。
これはかなり厳しい判断が迫られる。

M‐1の審査員ってきっとこんな気分なんだろうな。

玩具コーナーという名の牢獄

子供ら連れて百均に行くと、あいつら棚に触れたり座り込んだりするからゆっくりと買い物ができないじゃないですか。
だから子供らは玩具コーナーにぶち込む訳じゃないですか。
玩具コーナーはプリズンだから。

「ちょっとそこにいろ」って。
「そこで反省しろ」って。

でもあれもさ、うちの場合は意外ともたなくて。
各々が欲しい玩具手にとって脱獄すんのよ。
こっち使うかどうかもわかんねープラスチックケースのコーナーとか物色してんのに、脱獄犯が玩具片手に出現すんのよ。

社会復帰はまだ早えっつーの。
看守不在の刑務所なんてこんなもんかよ。

「それ何に使うの?」

とかさ、聞いてくるわけ。
痛いとこつく。

知らねーよ。
こんなプラスチックケースの使い道なんか知らねーけど、なんか見たくなるじゃんよ。
本当はいらねーんだよこんなもん。

そっちこそなんだよそのショベルカーの玩具。
クソいらねーな。
5歳の次男が持ってるショベルカーの玩具クソいらねーな。
手動でかろうじてアームが稼働するのみで、プルバックで走るわけでも無いし。
何なんだよそれ。
雑魚かよ。

3歳の三男が持ってる玩具に至っては変な線路だし。
我が家にあるプラレールとの互換性が一切ない、某百均オリジナルのプラレール的玩具の線路パーツ。
馬鹿かよ。
オリジナルのレールとかクソ雑魚だろ。
せめて車両持ってこい。

玩具コーナーの脱獄犯を連れてプラスチックケースコーナーというまた別の牢獄から脱獄した僕は、再び玩具コーナーに舞い戻る。
そんで子供らの手に持つ玩具を奪い取って陳列棚に戻していく。

このまま帰ったら奴らは不満爆発するわけだけど、僕の検閲を通過すれば買ってもらえる事は分かっているので、他の候補を出してくるわけ。

その時点で分かるんだけど、奴らの選定基準はあって無いようなもので、目についたものを片っ端から手に取っている事が殆ど。

どうりで買っても一瞬で遊ばなくなってゴミになるわけだ。

ここで不思議な事に逆転現象が起きる。
こちらが彼らに納得してもらえて、尚かつゴミにならない見込みの玩具をプレゼンする事になるのだ。

「これはどう?面白そうだよ?」

「イヤだこっちがイイ」

(うっわぁうんち型スライムとかクソいらねー)

っていうやり取りを何度も繰り返す。
何度もプレゼンブレイクされるわけ。

ここで僕はアイロンビーズを指差してみた。

「これで色んな形の物が作れるんだよ」

すると彼らの目の色が変わった。

「これにする!」

実は彼らは何をするものなのか理解はしていない。
よって僕の売り文句が良かっからアイロンビーズに決定した訳ではない。

カラフルな粒が無数に入っているから何かイイのだ。
子供というのはそういう生き物。
僕自身も覚えている。

という訳でアイロンビーズを買ってきまして。
したら思いのほか好評で、みんな我先に作品を生み出していく。

長男は定番のマインクラフト系。
三男は意味不明な物体。
それぞれ良さがある。

ただ僕の中で次男の生み出した作品が中々にツボで。

アイロンビーズバナナ

作品名「燃えているバナナ」

良い!
良いよ君!
その調子だよ!

アイロンビーズ燃えるバナナ

褒めたらすげー笑顔になった。

おはようの眼球タッチ

三男が怖い。あいつ怖い。

僕は夜仕事する事が多いから朝起きるのは遅めなんだけど、子供って忖度なさ過ぎて早い時間にブチ起こしにかかってくるじゃん。

特に三男はさ、3歳だから。
3歳つったらそれは蛮族だから。
骸骨のネックレスが似合うお年頃だから。

蛮族なくせに目的を達成する為の知恵はつけつつあって。
ジュラシックパークのラプトルみてーなポジション。

最近寝ているこっちのまぶたを人差し指と親指でこじ開けてくるようになって。
もう起きてんだけど、ここで反応示したら向こうの思う壺だから寝てるふり継続すんじゃん。
するとあいつこじ開けた眼球中指で触ってくるからね。
最近眼球タッチで起こしてくるから。

そりゃ起きるわ。
確かに人を起こす為に眼球を触るってのは正しい。
すぐ起きるから。
手段を選ばなければ正しい。
いずれ葬るつもりの相手とかだったら正しい。

ただ僕って結構味方だから。
3年間味方のつもりでやってきてるから。

戦地とかじゃない限りやらないで欲しい。

イルミネーションのこれだけは許せない話

勘弁。
これだけは勘弁ってのがあって。

例えば僕をイルミネーションで輝かせたい人がいるとしますよね。
余程の事でない限り、僕はそれを笑顔で受け入れると思う。

「腕はこうした方がいいですかね?こう?いてててこれはちょっと…ええ?もっと?これ以上は初めての角度ですけど!」
とか言いながら何だかんだ協力する。

ただね、一個だけ許せないイルミネーションがあるんですよ。

街でたまに見ません?
街路樹にLED巻きつけてあるやつ。
別にそれ自体はまぁ、人間とはそういう生き物だしなで済ませられるんです。
程度問題ではあるけれど、樹木が著しく弱るわけじゃければ別にって。

ただ、木に巻き付けているくせに、幹部分はオレンジ色で上部は緑色のライトにされてるのありません?
木っぽく光るようにしてあるやつ。

これはムカつく!
これはね、ムカつくんですよ!
木サイドにとっては煮えたぎる思いですよ。

「いや、既に木だし!」ってなるでしょ。
木に巻きつけといて”木!”にしてるってさ、流石にこれはちょっと責任者呼んで来いってなるでしょ。

根っこで責任者を愛車の高級車ごと捻り上げて大地の怒りに晒してやるわって。

例えばね、僕にLED巻き付けておいてさ、僕の色に光らせられたら普通キレるでしょ。
「ちょっとストップ!止めて止めて!」
なるよ。
中断入るよ。

僕だって本当は嫌ですよ。
楽しくやりたいよ。
地域の子供達が集まっててさ、暗くなるのを楽しみに待っててさ、さあいざ点灯式ですーつってパーって光ったらさ、まぁ僕の色に輝くわけですよ。

拍手とかわき起こってる所申し訳無いけどね、これは止めさせて頂くよ。

責任者「いやこれは一種のリスペクトとしてですね…」

僕「いやいや違うでしょ。そのまんまのカラーにしたらさ、元々がイマイチだからパワーアップさせましたみたいな事になるでしょ?」

責任者「いえ、そんな事は…」

僕「大体ね、このクソ寒い時期にね、巻きやすいように薄着で来てってさ。まぁそれでみんなの笑顔が見れるっつーんなら大した事じゃないと思って了承はしたよ。でもね、正直言うとやっぱヒートテックでも結構厳しかったよ?」

責任者「はい…」

僕「んでさ、蓋を開けてみたら何これ?この色。何この、僕の色の発光ダイオード。僕の感情がヒートテックしちゃったよ!」

責任者「はは…」

僕「笑うとこじゃないんだよ」

責任者「すみません…。ただ、その…日中の素晴らしさをですね、夜の暗くなった時でも楽しめるようにと思っておりまして、その、結果こういう形になりましてですね」

僕「いやどういう事だよ」

責任者「暗いと素敵な感じが見えにくいかなって思いまして、ほら、日が短くなった事もありますし、より長く素敵な感じを堪能できるようにと、夜でも同じデザインに輝くようにさせて頂きましてですね」

僕「そうなの?まぁそういう事ならまぁ…今回だけ特別にいいけども」

なぜ人々は「レイモンド 現在」で検索するのか

今ね、ニンテンドーSwitchで発売されたポケットモンスターをやっているんです。
ソード&シールドのソードの方を。

ポケモンってほら、世界にも通じる一般常識じゃないですか。
子供にもある程度触れさせておきたいなって思って。

「ポケットモンスター」ではなく「ポケモン」と言っておけって部分も含めて。

ただ僕自身も初代のゲームボーイのやつ以来プレイしてなかったんで、ここで情報更新しようとやりはじめたんですよ。

たまに「レイモンド 現在」で検索するくらいなもんだったから。

これで子供の友達辺りからポケモントークふられても俄然ぶち返せるぜって思いまして。
かかってこいよガキどもがって思いまして。
ポケモンバトルは既に始まってんだよ。

僕は初代の「赤」をゲームボーイでやってたんだけど、それ以降何だか金だとか銀だとかサファイアだとかルビーだとかダイヤモンドだとかパールだとか。
なんだか羽振りの良いのが出まくってたじゃないですか。

デフレ経済化でポケモンだけインフレ起きまくってんなって思ってたんだけど、しまいにゃサン&ムーンとかになってて。

気付けば銀河よ。
フシギバナにも程がある。

いやだって、初代のって赤&緑ですよ。
絶賛歩行者信号機。
今の子供らに「昔のポケモンは色だったんじゃよ」とか言ったって信じてもらえないでしょ。

「嘘つきおじさん」とか言われてモンスターボール投げつけられるに決まってんだから。

モンスターボールで負った傷から血が滴って「そうそう、わしがやってたポケモンも丁度こんな赤い色をしておった」とか河原に座り込みながら言うんですよ。


で、今回はどうなるのって。
サン&ムーンの次はどこまで行っちゃうのって。

ソード&シールドですって。
これ、修正してきたよね。
一般的な宝石を使い果たして地球から飛び出したは良いけど、この先未来はねーなって気付いたから、ちょっと方向性変えてきたよね。

今後は対になるものシリーズで行く気ですよ。
次はきっとバニラトラック&俺の風トラックとか出るから。


で、久々のポケモンはどーなのって話ですけど、色々驚いた。
だって殆ど変わってないんだもん。

ポケモンセンター内の音楽とか、回復させる際のいわゆる宿屋的な音楽とか、そのまんまなの。

古典芸能みたいな、初代の完成度に依存した継承していく美のようなものを尊重してて。

街ゆくポケモントレーナーが主人公の子供相手に目があったっていう理由で容赦なく勝負挑んでくるとことか。
勝負に勝つとお金奪えるとことか。

同じ町出身の切磋琢磨していく友達とかからもガンガンお金奪っていくからね。
ストーリー上敗北は1回もしないから、その友達のポケモンを毎回ギタギタにした挙げ句に一方的に金を奪い続けるの。

友達から奪ったお金はもちろん自分のものになるんだけど「おこずかい」という名前に変わってどんどん加算されていくからね。

おこずかいが足りなくなってきたら友達ボコして金奪っておこずかい増やすの。

元気出るわぁ。

あとさ、ポケモントレーナーはポケモンとの信頼関係が重要とか言うんだけど、結局野生で自由を謳歌していたポケモンをボールに閉じ込めて、挙げ句に他のポケモンとバトルさせる事になるわけじゃん。

いけピカチュウ!とか言ってボールから飛び出させて、相手の炎とかで燃やされて、「もういい、戻れ!」でまた狭いボールに閉じ込めるんですよ。

信頼関係が特殊過ぎません?
僕、まさかそういう、SM的な信頼関係だとは思って無かったもんだから。
世の中には色んな信頼関係があるんだなーってのは勉強になりますね。

壁に投げつける人骨だけは欲しくならない話

八百屋の前に年代物のガチャガチャが設置されてて、立ち止まってしまった5歳の次男。
今どき中々見ない100円ぽっきりのガチャガチャ。

八百屋に。
八百屋に?
まぁでも八百屋にあった。

マシン自体は4つあったんだけど、そのうちの一つをガン見してる。
そのガチャを見てみると、大当たりが壁にぶつけて遊ぶベトベトの人骨のやつだった。

壁にぶつけるベトベトの人骨。
次男がこれを欲しがっちゃった。

普通ガチャガチャの景品ってコンディション次第では欲しくなったりするじゃないですか。
大人でも。
ましてや最近は大人狙いの景品だらけよ。

一方でこの景品はストイック。
ストイックにガチャガチャの景品やってるよ。

全く欲しくならない。
きっといかなる状態でも。
何もかも上手く行った日でもやりたいとは思わない。

サスケのファイナルステージをクリアした直後にこれあっても回さない。

しかもこれさ、大当たりでこれだからね。
大当たりでもわりと仕上がってるゴミなんだけど、通常出てくるのがそれ以下だとしたらすごい事になりますよ。

虫の体液とか出てくるよ。


「お金貸して」

ここで次男が言い出した。
古典芸能の域に達しているセリフ言い出した。

僕の母校である町田工業高校で飛び交ってたセリフだからそれ。
”卒業しても中卒”でお馴染みの町田工業高校で飛び交ってたセリフだからそれ。

「金は無いっす」

毅然とした態度で拒否させて頂きました。
工業高校で学んだ事がここで活きたなー。
人骨断固拒否。

初見殺し海老お菓子

我が家にはお菓子ボックスがあって。
おやつの時間にそこから子供らが物色して抜き取って行くわけだけど、とあるお菓子の売れ行きだけがとにかく悪くて。

悪いというかもう全く、多分見えてすらいない。
完全にシックスセンス。
シックスセンス見た事ないけど、きっとこういう映画。

ただまぁこればっかりは無理はないと思ってて。
無理なしックスだと思ってて。
子供らを責める事は出来ないと思ってて。

海老が描かれたお菓子

そのお菓子がこれだから。

この中国かどっかの海老が描かれたお菓子がいつのまにかお菓子ボックスにぶち込まれてて、お局様みたいになってる。
期間限定ポッキーが海老様の席に間違って座っちゃってめちゃくちゃイビられてる。

いやこれ普通に海老煎餅みたいなもんかと思うでしょ?
普通にうまそうじゃんって思うでしょ?

そういうんじゃないからこれ。
そういう常識に囚われた哀れな社会の歯車人間用に作られてないからこれ。

だってこれ、海老入ってないからね。

そりゃあ僕も最初は驚きましたよ。
この見た目で落花生を練り込んだキャンディだったから。
ピーナッツ飴だったもんだからそりゃあ驚きましたよ。

海老が描かれたお菓子が海老味じゃないって、そらもうお手上げよ。
そういう事されたらこっちはお手上げ。
あの絵が唯一の手掛かりなんだから。
この企画通した奴、奇才過ぎ。

更にいうと、僕は実は落花生アレルギーで、食べるのを控えているんですよ。
喉が腫れちゃうから。
いやーこれを見事に食べちゃいまして。
初見殺しってこれの事だなって思ったよね。
本気で殺しに来る初見殺しって初めて。

甲殻類アレルギーじゃないから大丈夫だって食べたら落花生アレルギーにひっかかちゃうっていうね。
奇才の極み。

ただ子供らはそれを知った上でも、ピーナッツキャンディと知った上でも微妙らしく、シックスセンスフォルダにぶち込んじゃったらしい。
僕は僕で初見殺しフォルダにぶち込みましたので、お菓子ボックスに今日も海老が鎮座し続けている。

俺は食べてないけど、YAZAWAはバナナ食べちゃった

次男が輪ゴムをいじって遊んでいた。
何かに取り憑かれたかのように輪ゴムで。
令和なのに。

今輪ゴムを強引に取り上げようとしたら、物凄い握力で腕を捻り上げられると思う。

「く…何だこの力は…!お、お前は…誰だ!」

「触れるな汚らわしきニンゲンよ。こやつは偉大なる輪ゴム神の復活に必要な大切な器なのだから」

「器だと!?俺の息子に一体何を!」

みたいな。
みたいな感じになりかねない。
令和なのに。


しばらくその輪ゴムで遊んでいた次男が突然僕の手首に巻きつけて「たいほ!」と言ってきた。

そのまま部屋の隅っこに押し込まれる。
どうやらそこが牢屋らしい。

全く身に覚えがない。
濃い。冤罪が濃い。


「なんで逮捕されたの?」
と聞いた。

「バナナを全部食べちゃったから」

と。

驚いた。
1本も食べてない。
全く身に覚えがない。

僕が多重人格なら確かにあり得るけども。
例えば僕が矢沢永吉みたいだったら。

「俺は食べてないけど、YAZAWAはバナナ食べちゃったかも知れないね」

とか言えるかもしれないけども。

残念ながらずっと意識しっかりしてる。
過去のしくじり全部覚えてて、何なら事あるごとにフラッシュバックして胸をグリグリ圧迫してくる。
僕の中にはYAZAWAはいない。
そしてBANANAも食べていない。

チキンラーメンと乳首の話

袋のインスタントラーメンってどうして大盛りが無いんですかね。

例えばチキンラーメンなんですけど、1袋じゃ足りなくないですか?
かと言って2袋やると多くないですか?
僕の乳首と一緒で、1つだと足りないけど2つだとちょっと多いんですよ。

日清食品ともあろう大企業の優秀な商品開発チームが大盛りの発想に至らないとは思えないので、きっと上層部の大いなる普通盛り思想に逆らうと側頭部辺りに玉子ポケットでも作られるんでしょう。
なんかそういう専用の鈍器で。


玉子ポケット

こういうので。


でも僕は大盛りインスタントラーメンは一定の需要は見込めると思ってて。

輸送コストとか陳列棚への収まり具合とか、きっと色々問題はあろうと思う。
でもこれだけは言わせて欲しい。


僕の乳首は1つだと足りないが2つだと少し多い。

メンタルサイボーグの一発芸

「みてみてーすごいよー」
つって3歳の三男が話し掛けてきて。

でもこのパターンで見ものだった事が過去に無い。
毎回吐くほどくだらない。
三男のみてみてーで何度吐いてきたか。

向こうも毎回ゲロスベリしてるっつーのに無垢な表情でみてみてー攻撃を何度も繰り返す。
ハート強すぎだろ。羨ましい。

何度でも何度でもゲロスベリ可能なメンタルサイボーグだからまともに取り合ってはならないのだけど、数撃てば当たるという話もある。
たまには大人も唸るスマッシュヒットが繰り出されるかもしれない。

鬱陶しいながらもPC画面から目を離し、現場の方を見てみた。


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「みてみてー、すごいグニャってなってるよー」




ゲロスベリだった。