壁に投げつける人骨だけは欲しくならない話
八百屋の前に年代物のガチャガチャが設置されてて、立ち止まってしまった5歳の次男。
今どき中々見ない100円ぽっきりのガチャガチャ。
八百屋に。
八百屋に?
まぁでも八百屋にあった。
マシン自体は4つあったんだけど、そのうちの一つをガン見してる。
そのガチャを見てみると、大当たりが壁にぶつけて遊ぶベトベトの人骨のやつだった。
壁にぶつけるベトベトの人骨。
次男がこれを欲しがっちゃった。
普通ガチャガチャの景品ってコンディション次第では欲しくなったりするじゃないですか。
大人でも。
ましてや最近は大人狙いの景品だらけよ。
一方でこの景品はストイック。
ストイックにガチャガチャの景品やってるよ。
全く欲しくならない。
きっといかなる状態でも。
何もかも上手く行った日でもやりたいとは思わない。
サスケのファイナルステージをクリアした直後にこれあっても回さない。
しかもこれさ、大当たりでこれだからね。
大当たりでもわりと仕上がってるゴミなんだけど、通常出てくるのがそれ以下だとしたらすごい事になりますよ。
虫の体液とか出てくるよ。
「お金貸して」
ここで次男が言い出した。
古典芸能の域に達しているセリフ言い出した。
僕の母校である町田工業高校で飛び交ってたセリフだからそれ。
”卒業しても中卒”でお馴染みの町田工業高校で飛び交ってたセリフだからそれ。
「金は無いっす」
毅然とした態度で拒否させて頂きました。
工業高校で学んだ事がここで活きたなー。
人骨断固拒否。