軽井沢おもちゃ王国での雪遊びを強めにレビュー
いやー驚いた。
前回雪遊びの記事にするつもりが気付いたら迷路の話になってて。
そんな事ある?
しかもなんか途中から嘘ばっかになったし。
嘘は良くないって。
レビューしてんのに嘘は良くない。
だから今回はちゃんと雪遊びの話します。
今年は雪が致命的に少なくて園内は基本渇いていたんですが、周辺からどうにか寄せ集めて、寄せて上げて寄せて上げて雪遊びゾーンみたいのが作られていました。
本来はスノーモービルみたいので引きずられるアトラクションもあるんだけど、今年は雪が少なくて中止になってた。
まま、でもこんだけ雪があれば十分遊べますよ。
しかも雪遊び道具みたいのも貸し出してて、挟むだけで簡単に雪玉を作成できる道具で玉を量産していました。
こんな感じに。
綺麗に積み上げてみたりしてね。
いやいや、こんな面白い事してる親子は他にいませんよ。
雪玉つったら投げる事しか浮かばない連中ばっかだから。
こうやって量産して綺麗に積み上げてる家族とか見たことない。
他の家族にゃ真似できないね。
とか思って周りを見たらさ。
鬼ゲロ綺麗に積んでる家族いて。
鬼ゲロ綺麗かよ!って思っちゃって。
何?業界人?
しかも数も遥かに向こうの方が多くて、どうやら先に作り始めているね。
つまりこっちアレを真似した挙句にクオリティも低いみたいなクソ雪玉親子になってて。
下位互換雪玉親子になってて。
何これ。
何こっちの下位互換。
哀れかよ。
その時だったね。
何かが頬をかすめて、一筋の血液が垂れたのは。
飛んできた方角を見たら、あっちの親子が笑ってやがるわけよ。
「その程度の実力でこの山に来たのか?はっ!笑わせるぜ!」
返す言葉もなかった。
だがしかし、我が家も一個一個雪玉を積み上げてここまで来たんだ。
どごおおおお!!!
見えなかった。
圧倒的な弾速の雪が僕の肩を直撃し、右腕は動かなくなった。
(一撃で脱臼!?)
「雑魚はとっとと去れ!もう片方の腕が動くうちにな!」
実力差は歴然だった。
でも、不思議と笑みがこぼれてくるんだよね。
僕はいつもそうだった。
ピンチであればあるほどワクワクする。
新しい世界を覗ける高揚感は何ものにも代えがたい。
自分のさらなる成長、自分も知らない自分に出会える瞬間が近いんじゃないかってね。
「何を笑ってやがる?じゃあお望み通り、木っ端微塵に砕いてやるよ!」
身の丈5メートルはある敵から打ち下ろされる雪玉は、もう雪ではない。
雪が凝縮されると氷になる。
しかしあれはそれ以上。
氷がさらに凝縮された物体。
アイスダークマターだ。
アイスダークマターが奴の腕から放たれた。
目で追ってはかわせない。
放たれた瞬間にすべきは、たった一つ。
命の波動を極限まで高め、精神生命体となり透過させること。
もう頭じゃなかった。
体が精神生命体を呼び込み、気付いたときにはアイスダークマターは背後にそびえる浅間山のど真ん中に巨大な穴を開けていた。
僕は初めてアイスダークマターの透過に成功したのだった。