もしも天空の城ラピュタのクライマックスシーンに赤ちゃんがいたら(その2)
カテゴリー【もしこど】は物語や歴史的場面で、もしも子供や赤ちゃんがいたらどうなっていたのかを考えるシリーズです。
今回は前回の続きです。
やんわり繋がっていますが、前の読むのめんどくせぇって方はまぁそのまま読んで頂いてもいいです。
どうでもいいです。
「シータと話がしたい」
「3分間待ってやる」
「いや、信用出来ない。前回のアレがあるから信用出来ない。お前はいつも5秒くらいしか持たない」
「この子はもう寝たから大丈夫だというのだよ」
「ふっはっはっはっはっは!」
「いや笑いどころがわからないし、あとうるさい。起きちゃったらどうするんだ」
「じゃあ今度こそいけるわね」
「誰だ!?」
「一体誰なのだと言うのかね?」
「いやだからシータよシータ。さしすせそのシ!たちつてとのタ!シータよ!このくだり何回やるのよ!」
「ムスカ、今度こそ信用していいんだな?」
「言葉をつつしみたまえ。君はラピュタ王の前にいるのだ」
「ふっはっはっはっはっは!」
「いやだからうるさいんだっつーの。起きちゃうだろ」
「今度こそきっと大丈夫よ。ぐっすり寝ているもの」
「そうだね。じゃあ任せたぞムスカ」
「ふっはっはっはっはっは!」
「何がそんなに面白いんだあいつは…」
「あの言葉を教えて、僕も一緒に言う」
「もう一人いるのかよ!」
「年子だとでも言うのかね」
「知らねーよ!大体そんくらいでしょうけども!」
「このつかまり立ち、最高のショーだとは思わんかね」
「親バカかよ」
「あ…」
「あ…」
「あ…」
「ち!違うって!今のはこの子が勝手に倒れたんだって!端から見るとこっちのせいみたいに見えるやつだって!つかまり立ち期にありがちな冤罪のやつだって!」
「…」
「…」
「ご、ごめん…」
「さて、時間だ!答えを聞こう!」
「滅びの呪文ぜんぜん聞き出せねーなー!」