液体パパ

3人子育て中の個人タクシードライバーがわりと変な記事を公開します。



もしも天空の城ラピュタのクライマックスシーンに赤ちゃんがいたら

カテゴリー【もしこど】は物語や歴史的場面で、もしも子供や赤ちゃんがいたらどうなっていたのかを考えるシリーズです。

今回は天空の城ラピュタのあのクライマックスシーン。
シータから飛行石を手渡されたパズーはある決意をする。
そしてムスカと対峙し最後の駆け引きを行うのだった。



パズー

パズー
「シータと2人きりで話がしたい」

ムスカ
「1分間待ってやる」

パズー
「うん…ん?え?1分!?3分間じゃなくて?」

ムスカ
「1分間だ」

パズー
「いやいやいや、ここは3分でしょ。1分はちょっとタイト過ぎる」

子育てムスカ

ムスカ
「次この子が泣くまで1分くらいしか猶予は無いのだよ」

パズー
「はぁ…まぁそっちの都合も分かるけども、1分はちょっときついって」

ムスカ
「こちらも昨晩はこの子がずっと泣いていたから睡眠不足できついのだよ。どっちかっていうと状況的にはこちらの方がきついのだよ」

シータ
「仕方ないわパズー、巻きでいきましょう」

パズー
「誰だ!?」

ムスカ
「一体誰なのだと言うのかね?」

シータ
「いやシータよシータ。さしすせそのシ!たちつてとのタ!シータよ!」

パズー
「僕らは単体だと無理があるから並ぼう」

バルスのシーン

パズー
「仕方ない1分間で終わらせよう、シータ落ち着いて良く聞くんだ」

ムスカ
「時間だ!答えを聞こう!」

パズー
「早い!」

シータ
「早すぎるわ!」

ムスカ
「一連のメタ的なやりとりの最中も、カウントは止まってはいないのだよ」

パズー
「ずるいぞ」

笑いムスカ
「ふっはっはっは!赤ちゃんはこちらの都合を考慮してはくれないのだよ!」

赤ちゃん

泣く赤ちゃん
「びええええええ」

ムスカ
「見たまえこの泣きっぷりを。伝承のとおりだ!」

シータ
「伝承って、育児書かなにかかしら」

赤ちゃん
「…」

ムスカ
「ほう、急に泣き止む事もあるというのかね」

シータ
「理由もなく泣き止むパターンね」

パズー
「えっと、今ならいけるな?シータと話の続きをしたい」

ムスカ
「30秒間くらいなら持ちこたえられるのだよ」

パズー
「短かっ!いやでもギリギリいけるか。30秒、頼んだぞムスカ」

ムスカ
「この私を誰だと思っているのかね」

バルスのシーン

パズー
「あの言葉を教えて。ぼくも一緒に…」

泣く赤ちゃん
「びええええええ」

パズー
「早い!」

シータ
「早すぎるわ!」

ムスカ
「5秒しか持ちこたえられなかったのだよ」

パズー
「何だったんだよあの自信は」

ムスカ
「ラピュタのテクノロジーをもってしてもこればっかりは予測不能…という訳かね?」

パズー
「知らんがな。それはそっちの専門のやつだろうが」

泣く赤ちゃん
「びええええええ」

ムスカ
「いまこの子をあやすから少し待ちたまえ」

笑いムスカ
「泣き声をつつしみたまえ、ふっはっはっはっはっはっはっは!」

泣く赤ちゃん
「びええええええ」

笑いムスカ
「泣き声をつつしみたまえ、ふっはっはっはっはっはっはっは!」

泣く赤ちゃん
「びええええええ」

シータ
「あやし方が独特ね」

パズー
「あれで泣き止むんだろうか」

笑いムスカ
「泣き声をつつしみたまえ、ふっはっはっはっはっはっはっは!」

泣く赤ちゃん
「びええええええ」

笑いムスカ
「っはっはっは!最高のショーだと思わんかね!」

泣く赤ちゃん
「びええええええ」

シータ
「どの辺りが!?」

パズー
「思ってた以上にやべーなあいつ」

笑いムスカ
「泣き声をつつしみたまえ、ふっはっはっはっはっはっはっは!」

笑顔赤ちゃん
「きゃっきゃっ」

パズー
「あ!すごい!泣き止んだ!」

ムスカ
「3分間待ってやる」

パズー
「やった!3分間頂きました!今度こそいける!」

シータ
「今のうちよパズー!」

バルスのシーン

パズー
「あの言葉を教えて、僕も一緒に言…」

泣く赤ちゃん
「びええええええ」

ムスカ
「5秒しか持ちこたえられなかったのだよ」

パズー
「なんなんだよこいつ!」