日清の汁無し坦々麺という冷凍食品の話
リンガーハットにまぜ辛麺とかいうメニューがあって、これが神にも匹敵する味だという記事を過去に書いた事があります。
当時は麺大盛りに出来なかったんだけど、僕の秘めたる念が通じたのか最近では麺増量も可能となって、もはや神を超えた鉄壁の存在になってしまいまして。
隙がなさ過ぎて逆に無理。
直視できない。
あいつが優勝。
フィジカルでもメンタルでも勝てねぇ。
あんなエネルギー集合体見たことねぇ。
で、あれの何が素晴らしいのか。
何故たかがまぜ麺が、いい年したおっさんにエネルギー集合体などと言わしめるのか。
これは花椒に尽きると思うのです。
花椒。
ホワジャオと読みます。
中国の山椒。
まぜ辛麺には花椒の入ったラー油みたいのが付いてくるんです。
これが殆どヤクなんですわ。
元々日本の山椒も大好きで、うなぎ以外にももっと一般的に使われるべきポテンシャルの香辛料だと確信していたのだけど、花椒はそれ以上。
中毒性が高すぎる。
町田の路地裏で取引されてるに違いない。
中国に行ったら腸の中に隠して日本に密輸する。
決定。
所が、この花椒にはやはり僕と同じような中毒者が多数いるようで、最近ジワジワと見るようになってきたんです。
乾燥した花椒の実がスーパーに売ってたり(もちろん愛用)、四川風ラー油とかいう商品に花椒が入っていたりと、規制緩和の動きが活発。
ほぼカナダ。
そしてついに日清があのリンガーハットのまぜ辛麺級に危険な冷凍食品を出してしまったのです。
日清中華、汁無し坦々麺。
こいつは最高にハイになれるぜ。
こちらはあくまで担々麺ベースなので、リンガーハットのまぜ辛麺とは全く別物ではある。
別物ではあるのだけど、同じスピリットを共有する同志なのは間違いない。
いずれ一つに融合してより強大なエネルギー集合体になると僕は睨んでいるくらいだ。
こちらは粉状の花椒入り香辛料が入っており、お好みにより量を調節して入れてくださいとなっている。
愚問かよ。
全入れ以外の選択肢がこの星にあるってのかよ。
僕はここにさらに花椒の実をミルで挽いてふりかけるという、重大犯罪を犯している。
抵抗はしない。
撃ちたきゃ撃て。
死など恐れぬ。
生まれ変わったら、今度は花椒になりたい。
み…皆に愛される…花椒のよ…うに……。