PTA役員に立候補したくなるようにしてみた
長男の通う小学校のPTA役員が英断を下して、PTAを本来のボランティア活動に戻しませんかという提案をした。
詳細は端折るけど、今回の改革は係の数が激減する可能性を秘めている。
僕自身はこの機会に一度解体し、問題が浮き彫りになった時点で一部の有志が限られた範囲内で活動を再開するという形がボランティアに戻すてっとり早い方法だと思っているんだけど、地域や他校との付き合いがある以上ゼロベース思考は許されない様子で、現時点ではあくまでも可能性に過ぎない。
大人数が関わる組織で断捨離なんかできるのかっていう不安要素はあるのだけど、少なくとも不条理なPTA活動にテコ入れをする意思を見せた執行部には拍手を送りたい。
しかしだ、組織が存続する以上どうしても決めなければならないのが役員数名。
非効率なベルマーク係なんかはいくら無くせても、役員は何かしらの方法で決めなければならない。
くじ引き?会議?ポイント制?
いずれにせよ押し付け合いだ。
でも、もしもPTA役員がこうなっていたら?
現状押し付け合っている名誉職であるPTA役員がこうなっていたら?
何も悩まずに立候補者が殺到するようなPTA役員を考えてみました。
PTA室の引き出しから石油が出る
定番。石油は定番。積極的に出していきたい。
原油価格高騰だと嘆く世間とは裏腹にものすごい笑顔。
バケツ持って自宅とすごい往復してる。
こんな往復した事無いってくらい。
今までで一番楽しい往復。
本物にとても良く似たお金を貰える
対価が一切支払われないPTAだから現金の支給などは以ての外。
でもなんだか妙に本物そっくりなお金はたくさん貰える。
非常によく似ているので現金として間違えて使ってしまいかねないのだけど、それはあくまで間違いだから。うっかりさん。ケアレスミス。
カニの風味が半端じゃない玉を貰える
ソフトボール以上ボーリング未満くらいの玉にカニが徹底的に凝縮されてて。
風味はもはやカニのソレを超えてて。
煮てよし、焼いてよし、転がしてよしと三拍子揃っているから使い勝手が非常に良い。
一度転がしたらもう忘れられない。
敵を撃退できる粉を貰える
すごいしつこい敵に追われてて、とにかくしつこ過ぎて追い詰められた時にぶっかけるとたちまち撃退できる優れもの。
それもそのはず、少量でもかかると激しい痒みと燃えるような痛み、そして無性に悲しい気持ちになってトボトボ帰っていく。
一晩泣き明かすのは痛みが続くからなのか。それとも。
そんな粉。
PTA室に地下闘技場への入り口がある
秘密の階段から入れる選ばれし者だけが観戦できる地下闘技場。
そこでは毎晩、生き残った方だけが死のリングから下りることができるデスバトルが繰り広げられているのだ。
知らないやつ同士の闘いじゃ大して興味は無いだろうが、ここでは氷川きよしや五木ひろし等の著名人も多くリングに上がる為、尋常じゃない盛り上がりを見せる。
400戦無敗を誇るあの伝説の戦士、小柳ルミ子も参戦することがあるとあって、人気は衰える事を知らない。
如何だったでしょうか。
これならPTA役員へ進んで立候補する人も出てくるのではないでしょうか。
やっぱPTAって助け合いですもんね。