【作品】7歳児が間違い探しを作ってきた話
7歳になった長男がさ、間違い探しを作ったからやってみろって言うじゃないですか。
こちとら人生の間違い探しで手一杯なんだけど、とりあえずどんなもんかなって。
ほう?
これはアイスか。
長男「ABCアイス。間違いは3個ある」
ABCアイスって何だよ。
まぁいいか。
ABCアイスの件は今はいいか。
取り敢えず今はそういうものがこの世にはあるという理解でいいか。
しかし間違いが3個あるのか。
いやむしろ3個に絞れと言うのか。
間違いじゃない間違いと間違いな間違いの区別がつかんのだが、まずこれ、ABCとBACは間違いでいいんだよな?
長男「正解!」
後はコーンの傷が違うか?
長男「正解!」
アイス部分の筋みたいのの本数が違うか?
長男「正解!全問正解!」
そうか。
それで良かったんだな。
だけどちょっといいか?
左上のあれ。
これ何だ?
長男「これは迷路。まだ途中だけど」
間違い探しに近くね?
もっと他の紙で始めるとかあったんじゃねーの?
ABCアイスに若干被ってっからね。
ABCアイスの上の方迷路に削られてるけど、ABCアイスはずいぶん寛容なんだな。
しかも迷路の派生次第では今後ABCアイスはおろかBACアイスにも何らかの被害が及ぶからね。
パパ心配だよ。
いずれBACアイスも迷路による侵略を許してしまうのではないかって。