【子育て】意外と忘れているへその緒の話
3人目とは言え新生児が家に来るとさ、あーそういやそうだったそうだったみたいな意外と忘れている事って結構あるんですよね。
手裏剣をさ、通りすがりのおじさんに投げつけたりする時もすっごい怒られるでしょ?
そこで思い出すじゃない。
あーそうだったそうだった。
手裏剣をおじさんに投げると怒られるんだったってなるじゃない。
「イタタタタ!お前なんのつもりだ!」
「忍法手裏剣の術でござるよ。にんにん」
「なんだよその安易な忍法は!お前絶対に警察に突き出すからな!場合によっては殺人未遂だぞ!」
「け、警察は困るでござる。なんとか過失傷害か、あわよくば居酒屋のスリッパ履いて帰っちゃったのと同じくらいの罪にならぬでござるか?」
「知るか馬鹿!」
ストレス社会ですから、こんな感じになっちゃいますね。
へその緒もそうですよ。
産まれたての赤ちゃんには色々処置をするけど、一番最初にやっぱしへその緒を切りますね。
僕はその時の切る長さによって出べそになるかどうかが決まるんだと思ってたんですよね。
実は全く関係なかった。
僕とエリザベス女王くらい関係なかった。
接点がない。
だってさ、奥様と一緒に新生児が退院するじゃん。
その時点ではへそめちゃめちゃ長いからね。
ちょっとしたキーホルダーかってくらい。
自転車のカギ付けちゃいたくなるくらい。
この黒くなってるのがへその緒。
赤ちゃんのお風呂上がりにさ、消毒液付けた綿棒で飛び出したへその根元部分を掃除するんですよ。
それを数週間続けてると、ポロって。
昭和のテレビ番組を彷彿とさせるポロリがあって、へそとへその緒が完全に分離する訳です。
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僕は小さい頃に自分のへその緒を見るのが大好きで。
当時テレビでやってた刑事貴族を見るのと同じくらい好きで。
洋服なんかが入ってる引き出しの奥の方に木のケースで保存されてたそれをなにかっつーと開けてはニヤニヤしてた。
何かブツを隠してる感が良かったんだと思う。
3個上の兄貴も自分の洋服ダンスの奥底に保存してあって、ある時に見せあいっこしたんですよ。
お互いのブツを開けた瞬間、僕は驚愕した。
僕の方のへその緒は綿が敷き詰められているケースに鎮座しているだけなのに対し、兄貴の方のへその緒は同じく敷き詰められている綿の上に、さらにあぶらとり紙みたいな薄い用紙に包まれている物体が入っている。
手厚い。
海南大附属高校並に選手層が厚い。
しかし僕はさらなる脅威を予感していた。
その薄紙の向こう側に微かに見える何か。
へその緒ではない。
それは僕の方には無い更なるオプションなのではなかろうか。
「そ、そいつを開けてみてはくれねぇか?」
折り紙の出だしのように四方から折り畳まれたそれをゆっくりと開けた。
そこにあったのはやはりへその緒。
だけではない。
僕の目を捉えて離さなかったのはへその緒の方ではない。
薄紙の中に包まれていたのはへその緒と、謎の白い粉だった。
超かっけぇ。
「なにその粉!なにそれ!」
恐らく保存の為の粉だとは思うし、当時の僕もその類である事くらいは分かっていた。
しかし、タンスの奥底の木箱から出てきた包を解くと出てくる白い粉。
ゴリッゴリの刑事ドラマである刑事貴族ばっかりをみてた僕は、そのコカインっぽさが堪らなくツボだったのだ。
それに引き換え僕のへその緒のくっだらねぇ事。
乾燥シジミ。
ドライフード。
こんなもんじゃ本城刑事は取り締まりに来やしない。
へその緒格差にこの世界の不平等さを感じたものだった。
うちの3人の息子は全員同じ病院で産まれた為、へその緒も全く同じ方法で貰う。
入院中に胎盤からカットされたと思われる生のへその緒を手渡され、手順通りに乾燥させてケースに入れてくださいねってな具合。
そこに白い粉は無い。
がっかりだよ。
全く分かってねーよあの病院。
へその緒の何たるかを理解してねーよ。
もっとへその緒に真摯に向き合って欲しいよ。
という訳で、先日赤ちゃんにくっ付いていた方のへその緒が取れました。
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おかげさまで健闘中!