幼児の歯磨きで越えなきゃならない4枚の壁
いやー磨けるか磨けないかで言えば磨けないよね。
主導権向こうだから。
ボールはいつも向こうにあるから。
1歳の後半から3歳くらいまでですかねー。
歯磨き。
歯磨きがほんと深淵。
毎回がチャレンジングでタフな試合になる。
何故なら僕は越えなきゃいけない壁が4枚あると思っているんですね。
各ご家庭によって壁の種類や数が違ったり、奇跡的に無かったりもするものかも知れませんが、今回は毎回ぶち破っているその4枚の壁をご紹介したいと思います。
口を閉じる
一枚目の壁がこれね。
もちろん自分で磨いたりはしないからこちらで歯ブラシを口の中にぶち込む訳ですけど。
真一文字の時あるからね。
見知らぬ人にガイコツマークの瓶投げつけた時にする顔あるじゃないですか?
あれと同じ真一文字の顔する時あるんですよ。
歯ブラシ完全拒否。
歯ブラシをおもてなししようという気概ゼロ。
水際でいかに抑えるかに全力を注いでいるから。
ちゅーってエキスだけ吸う
第二の壁はこれ。
メロン味とかのね、子供が好みそうな味の歯磨きジェルあるじゃないですか。
あれを付ければ第一の壁は突破出来るんですよ。
でも口を開けて上のジェル部分だけ吸引してまた口を閉ざす。
釣り堀とかの釣られ慣れてる魚みたいな事ですよ。
もしくは頭がティラミス味の奴に頭突きをされるけど、寸前で避けてティラミス部分だけ舐めるみたいな事ですよ。
ベロで押し返す
第三の壁がこれ。
お?今日は調子良い!なんつって歯をシャカシャカ磨いていると、突然拒絶してベロで押し出される事がある。
なにその心変わり。
子供の歯磨き経験前は中に入れちまえばこっちのもんだと思っていたけど、全くそんな事無いね。
長い期間をかけてオオカミの群れに受け入れて貰って一族に入れたかと思ったんだけど、その翌日にあっさり食べられちゃったみたいな事ですよ。
もういいのかと思っちゃうじゃん。
こっちの歯ブラシ突っ込む力よりもベロで押し出す力の方が何故か強いんだもん。
やっぱ常に向こうが主導権握ってやがるわ。
噛んで離さない
第四の壁はこれ。
噛んで歯ブラシを離さない。
仕方なく口を開けて歯をブラッシングされてはいるけど、やっぱちょっとうぜーなって思うんでしょうね。
途中で歯ブラシの動きを封じる為にがっちり噛んで来ます。
ふざけてます。
ドクターフィッシュっているでしょ?
そいつのいる水槽に手とか入れるとわーって寄ってきて古い角質を食べてくれるやつ。
肌ツルッツルになるやつ。
あれやって貰ってる最中にドクターフィッシュ摘んで食っちゃうみたいな事ですからね。
え?って。
ドクターフィッシュ側にしてみたらえ?ってなるやつ。
いや、人間よ!我々は食わないという約束では!?
みたいな事ですよ。
でもあれ食っちゃう感じ。
ドクター食っちゃう感じ。
ふざけんなって思いますよね。
でも虫歯になったらこっちの負担はもっと重くなるからやるんですよ。
もう向こうが絶対的に有利な立場にいやがる。
ずるい!