【作品】息子の描いた絵を具現化してみた
先日こんな記事を書いたんですが。
【作品】子供が不安な気持ちになる絵を描くようになった話 - 男の子３人子育てブログ～育児はコメディだ～
これですね。
ハンドスピナーの絵をひたすら描き続けるようになったって話なんですけども。
で、これが次男君が描いたハンドスピナーの絵。
ちょっと闇を感じる絵なんですが、ハンドスピナーらしいのです。
でもほら、ハンドスピナーとか買っても絶対やらなくなるじゃないですか。
政治家の公約くらいやらなくなるじゃないですか。
だからもうさ、買うの勿体ないから作っちゃおうって思って。
ハンドスピナー作っちゃおうって思って。
ついつい思っちゃって。
手作り玩具ね。
ただね、当然本物なんか作れるわけ無いでしょ。
買うよりコストかかるわそんなの。
だから僕が作るのは彼が描いた絵の方にするのです。
彼が描いた絵を具現化してやろうと思ってしまったのです。
丁度ね、タンスの奥をひっくり返してみたら眠っていたシャツを見つけまして。
このね、英語ってかっけーから。
英語がたくさん書いてあるデザインはたくさんかっけーみたいなGHQも呆れる程の思想で着ていたこちらね。
いやこれ、よく読んでみると何だ？
THE AIRWALK PROJECT？
何これ。
空中歩行計画？
僕は知らぬ間にとんでもねぇ計画に加担していたもんだ。
確かに言われてみればこれを着ていた時だけちょっと浮いてた気がする。
気持ち上の方を歩いていた気がする。
ただ今はもう必要ない。
志し半ばかもしれないけど、後は他のAIRWALKER達に託すよ。
ハンドスピナーの中心部の丸に丁度良さげな部分があったので、こちらをベースに作って行きましょう。
こんな感じでしょうか。
丸く切るのって難しいね。
生地を丸く切るって不可能なんじゃないかな。
厚みを持たせる為に裏側の生地も切りました。
うわああああ！
やめろー！
俺の86番を食うんじゃねぇ！
そいつはハンドスピナーの最も大切なコアの部分なんだ！
ヨダレで濡れちゃったけど何とか86番を取り返した。
三男をあしらいながら作業をしているから油断も隙もあったもんじゃない。
さて、これを慣れない裁縫で縫っていきましょう。
こんな感じですかね。
裏返すとこんな感じ。
ヨダレ！
この中に丸めたビニール袋を入れます。
なんかシャカシャカ音がして良い感じかなって思って。
中にビニール袋が入ってるハンドスピナーがあってもいいかなって。
こんな感じにね。
ハンドスピナーってこうですから。
ハンドスピナーはこうやって作られているものですから。
コアが完成しました。
立派な86番になりました。
触るとシャカシャカ音がしますよ。
でもまだまだ完成ではありません。
放射状に伸びる触手のようなもの。
これが無いとハンドスピナーとしては不完全ですよね。
知らないけど。
やはりこれらの超かっこいい英語を利用しない手はございません。
DEFEND（守護）
防御ってのはハンドスピナーには大切な要素ですよね。
ハンドスピナーって詰まるところ何かって言えば、守護ですからね。
DEFEND（守護）
YOUR LEAD（あなたの先導）
THE AIRWALK PROJECT（空中歩行計画）
出ました空中歩行計画。
しかもさりげなくリードを任されそうです。
ハンドスピナーに必要な要素が全て詰まっています。
っていうかこれそもそも翻訳があってんのか分かんないんですけどね。
まぁ何でも良いです。
そこはさして問題ではございませんので。
わあああ！また来た！
YOUR LEAD（あなたの先導）が奪われた！
そして大元を持って行くんじゃないよ。
そこからまだまだ生み出さなきゃいけないんだから。
NEVER LET GRAVITY（絶対に重力を止めないで下さい）
BOSS YOU AROUND（あなたの周りのボス）
Google翻訳が困惑している。
でもこれ全部繋げたらちゃんと意味として通じるかと思うじゃん？
断片的に切り取っちゃったからこうなっていると思うじゃん？
NEVER LET GRAVITY BOSS YOU AROUND（決してあなたの周囲の巨根を拒否しないでください）
こうなったからね。
僕は何故こんなにも巨根に囲まれた人に不寛容なシャツを着ていたんだ。
本当の僕は巨根に囲まれて困っている人がいたら助けますからね！
巨根の度合いにもよりますけど。
こうやって縫い合わせていきましょうね。
忌まわしき言葉達を。
さっきから興味津々な三男君。
ちょっと遊ばせて見ましょうか。
泣くのかよ。
と思ったらうんちしてました。
しかもオムツ貫通して肌着にまで漏れてたので着替え。
ハンドスピナーはすんなりと完成とは行きませんね。
はいオムツも変えたし着替えも済んだし、張り切って終わらせちゃいましょう。
と思ったら今度は原作を描いた次男が興味を示してきた。
どうだこのハンドスピナーは。
でもまだ未完成なんだ。
ちょっとあっち行っててくれ。
触手部分がだいぶ出来てきました。
残り数本です。
が、今度は長男が宿題の音読をやるから聞いてくれと言う。
中々進まん。
この布製のハンドスピナーを片手に音読を聞いている親も中々いるまい。
さぁそんなこんなで触手の縫い付けが終わりましたよ。
君もまぁまぁ興味が出てきたかね？
でもまだ完成じゃありません。
こちらの丸を触手の先にくっ付けたいんですけど、縫い付けるのはもう面倒なのでアレを使いたいと思います。
グルーガン。
仕組みは調べた訳じゃないから違うのかもしれないけど、まぁ融点の低いプラスチックを溶かして溶接するやつって理解で合ってるでしょ。
キクさんが何かに使うかもしれないとか言って購入したけど未開封でずっと押し入れに入ってたやつ。
まさか布製ハンドスピナー作成で出番がやってくるとは思わなかっただろうな。
なんかこれすげー糸引くな。
熱いし。
熱くて糸引く。
熱糸。
そしてその熱糸が指に張り付く事によって逃れられない苦しみを味わう事になる。
もがけばもがく程逃れられない。
ハンドスピナーってこんな苦労して作られているんですね。
みんなもっと感謝して回すべき。
でもね、最終的には指を軽くやけどしたんですけどね、それでもとうとう完成しましたよ。
どうですか。
絵とそっくり。
まったく同じ。
同じっていうか、こっちが追い越した感ある。
さて、次男君にプレゼントしよう。
パパがシャツをビリッビリに裂いて、軽く火傷してまで作り上げた布製ハンドスピナー。
喜んで頂けるだろうか。
一回投げて終わった。
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