【子育て】 伊勢谷棒を拾える幸せ
そうですね、高校生になったくらいからですかね、道端に落ちてる棒を拾わなくなったのは。
でもさ、拾いてぇなぁってみんなどこかで絶対思ってるよね。
でも我慢しているんだよね、大人だから。
確かに大人になるにつれて様々な棒を見てきたから、ちょっとやそっとの棒じゃ拾う気にならないのは良く分かる。
棒インフレが起きちゃってるからね。
アダルトビデオと一緒ね。
でもさ、たまにあるでしょ。
完璧な棒が。
こんなのもう棒じゃねえみたいな。
棒を超えた棒、伊勢谷友介みたいな完璧棒。
殆ど汚れてなく、長さも太さも絶妙な伊勢谷棒。
子供の頃だったら確実に拾っていた筈の奇跡の棒。
「だって周りの大人は誰も拾ってないんだもん」
分かるよ。
分かるよそれ。
小池徹平かってくらい分かるよ。
社会の同調圧力によって大人を演じざるおえない事情。
しかし、僕は解放された。
解き放たれたのだ。
今だったら拾える。
伊勢谷棒だって拾えるし、オダギリボゥーだって拾える。
変化球かまして藤原竜棒だっていけちゃう。
それは子供がいるから。
子供が喜ぶからつってね、大義名分を得た僕はもう完璧な棒を泣く泣くやり過ごすなんて事はもう無いんですよ。
棒ロスする事はもう無いんですよ。
同じことが松ぼっくりでも言える。
松ぼっくりなんていうデリケートなアイテムはね、状態が保たれた良質なものは少ないんです。
心無い誰かに蹴られてクシャってなっちゃってたり、部分的に土に触れてて腐食が始まってたり。
開き具合なんかも重要ですよね。
完璧な松ぼっくり。
対称に綺麗に開いた大きめの松ぼっくりを見たらどうしてますか?
見過ごしているでしょう。
そして後悔しているのでしょう。
僕は拾えます。
大義名分を得た僕は拾えるのです。
もう松ぼっくりロスとはおさらばです。
木村拓ぼっくりや福山雅ぼっくり、TUBEの前田ぼっくりも拾える!
いや、最後のは拾わなくてもいいか。
拾える幸せ。
僕は今それを噛み締めています。