「電気ケトル青っ!」
我が家で使用していた電気ケトルがカラカラ言うようになった。
水を入れる部分ではなく、もっとコアな部分で何かが外れているので、ひっくり返して出てくるものでもない。
でも使える。
何なの?
その外れた部品にプライドは無いの?
自分いなくなってもガンガン職場回っちゃってますけど。
でもちょっと怖いですよね。
そいつが電気ケトルの暴走を抑えるリミッター的な部品だったとしたら、あと数回で全体が真っ赤に発熱してドロッドロに融解し化け物の顔になるんですよ。
「クハハハハ ヨクゾ ワレヲ ヨミガエラセタ ニンゲンヨ ソノ ホウビトシテ マッサキニ コロシテヤロウ」
凶悪なモンスター蘇らせちゃったよ。
確かにやけに早くお湯が沸くとは思っていたけど、悪魔的な禁呪法的なやり方で沸かしてたのね。
そんなカラカラ言うしょぼそうな部品で封印しておくんじゃないよ全く。
そんな訳で、恐ろしいので電気ケトルを新しくしたわけです。
家族が少し多めなので、容量が多いでかいやつを。
ただ、でかさと安さばっかり注目してたらさ
なんか、陽キャの自動車みたいな電気ケトル買っちゃって。
沸かしている間だけ青く光るのよ。
何この機能。
お湯を沸かす間だけムーディーに演出する機会ある?
どういうシチュエーションを想定したコンセプトなんですかね。
「ミルクティーでもどう?」
「ありがとう頂くわ」
『青く光ってゴポゴポゴポ』
笑っちゃうでしょこんなの。
「なんか電気ケトル青く輝いたー!」
ってなるでしょ。
「どうしたんだい?」
「電気ケトル青っ!」
「ミルクティーの為にお湯を沸かしているだけさ」
「電気ケトル青っ!」
「ちょっと、さっきからそれしか言えなくなっているよ。大丈夫かい?」
「電気ケトル青っ!」