【子育て】踏切横断失敗
次男が4月で3歳になるって事で。
妻(キクさん)の実家のご両親から誕生日プレゼントを頂きまして。
順調に踏切マニアになりつつある彼へ向けて、音が鳴る踏切付きのプラレールを頂きまして。
これ良くできててさ、電車が来ると遮断機が降りてカンカンカンって鳴るんですよ。
ただ電車が来るとその重みで遮断機が降りるっていうわんこそばみたいなシビアなタイミングの構造になってるもんで、まぁー実際にこんな踏切で歩行者が渡ろうものなら事故が多発するだろうって代物。
なんなら電車の鼻先が踏切に到達したと同時にあのカンカンカンが鳴って遮断機が乱暴にガスって降りる仕組みだからね。
いやー歩行者はきついきつい。
横断中に音が鳴った時にはもう死んでるから。
北斗の拳みてーな踏切になってるから。
で。
これ。
実は。
歩行者。
いる。
歩行者がいるのよ、このセットには。
付いてんのよ。
レゴのあの人型のブロックみたいなのがセットになってて、それを踏切の所定の位置に装着するんですよ。
で、近くのつまみを手動でグルグル回すと歩行者が行ったり来たりするギミックになってんの。
これいる?
グルグルつまみは一方向に回し続けるだけで歩行者は行ったり来たり。
一方向に回すだけで、渡りきったらくるっと振り返って来た道を勝手に戻るっていう超絶テクノロジーが採用されてんの。
これいる?
電車が通過するじゃないですか。
遮断機がガコンって上がるじゃないですか。
次男がクルクル回すじゃないですか。
歩行者渡り始めるじゃないですか。
つまみをクルクル回すっていう動作をさ、普段あんまやんないから。
無いでしょ。
日常生活でつまみをクルクル回す事って。
クルクル回すと隣人がベルトコンベアに巻き込まれていく装着とか無いでしょ。
とにかく回すのおせーんだ。
一周してきた電車が迫るじゃないですか。
普通にガッシャーンって轢かれるから。
轢かれると同時に遮断機が降りてカンカンカンって鳴るから。
電車はがっつり脱線。
安定の北斗真拳。
次男「あはははは」
笑うんじゃないよ次男よ。
大惨事なんだよ。
これは笑っちゃだめなやつなんだよ。
しかもな、電車つってもこれN700系の新幹線なんだよ。
歩行者とかを粉砕する能力に優れた車体をしているんだよ。
大惨事なんだよ。
これいる!?
しかしこれを何度か繰り返して、回すのに多少慣れてきた次男はどうにか渡りきれる俊敏さを手に入れた。
しかし出過ぎた能力は時として不幸な結果を招くのだ。
遮断機が開いた途端に回して見事渡りきるのだが、この歩行者の構造上、尚も回し続けるとまた引き返して来るんだ。
お、おいやめろ。
お前はもう渡ったんだ。
お前はもうあそこに戻らなくてもいい。
そっちの世界で幸せに暮らしたらいいんだ。
や、やめろ!
あああーーー!!
ガッシャーン!!
カンカンカン。
次男「あはははは」
これさ、いるの?