【作品】理想のお子様ランチが狂気じみていた
折り紙と絵で、自分のオリジナルお子様ランチを作ってみようと奥様が言い出しまして、長男の餃子君(5歳)がせっせと作り出した。
まぁまずは奥様の作品から。
いやまぁ流石の出来ですわ。
もう何も言えない。
ぷよぷよの異常に上手い人と対戦した時のあの感じに似てる。
もう何もない。
何も許されていない。
ほとんどパワハラ。
なのでこれはスルー致しまして、餃子君の作品を見てみましょう。
どれどれ。
ちょっとね、一端休憩挟みましょうか。
なんか顔描いてあったし、ちょっと休憩挟みましょうか。
ええと。
さあこれはどこから解説をお願いしようかな。
まず一番右のは御飯でいいのかな。
「うん、これは御飯に旗立てた」
うんうん。
これは余裕ですわ。
すげー元気ない旗立ってるけどね。
万引きで捕まった直後みたいな旗だね。
御飯の上にあるカラフルなポッチは何だろうか。
不器用な人が作ったマーブルチョコかな。
「これはゼリーだよ」
少ねっ。
スプーンですくってペッてやった感じだね。
「野菜ゼリーだよ」
思いがけない健康志向。
真ん中の上の黄色いのはなんだろか。
チーズに見えるけど、彼はチーズが苦手。
苦手なものはきっと書かないだろう。
「これはポテト、ポテトにケチャップで顔かいた」
赤い筋はこれ…顔なの?
「顔」
顔だそうです。
でもやっぱ一番目を引くのはその顔じゃなくって、ど真ん中の顔ですよね。
顔ならば彼だろってのがいるから。
この中で顔選手権やったら優勝確定ですよね。
「これはね、焼き肉」
焼き肉ランチでしたか!
「焼き肉に顔描いた」
すぐ顔描いちゃうな!
「コップの形の焼き肉に顔描いた、足もある」
これは狂気だ。
狂気の沙汰だ。
焼き肉に色々やられちゃってて、彼が焼き肉である事をもう忘れちゃってる可能性がある。
左端はこれ、どーなってんの?
「こっちはカレーだよ」
カレーか。
どっちが!?
「一番左のがカレー」
なるほど、このオレンジ色の方がカレーなのね。
じゃあこの隣の赤いのはなんだろう。
人参かな。
「これはりんご、カレーにりんご混ぜた」
比率!!
むしゃくしゃした人が作ったバーモントカレーみたいになってんな!
これカレーライスとして食うには一端顔焼き肉の上を通過しないと到達出来ない訳だ。
そうか。
僕らはお互いが隣り合ったカレーライスばかり食べていたから気付かなかった。
当たり前の事がどれだけ幸せな事か、このお子様ランチは教えてくれるんだね。
なんて思うか!